my select books

私が「この本はいい本だなぁ」と思った本をご紹介していくブログです。

遠藤周作『深い河』を読んで

こんにちは。

当ブログへご訪問いただきましてありがとうございます。

 

きょうは今年のお正月に読みました、遠藤周作さんの『深い河』を読んで

思ったことを書いていこうと思います。

 

 

読んでみようと思ったきっかけ

「100分で名著」TV番組のお正月の特別編で宗教についての放送がありました。

 

4人の方がそれぞれ各自1冊の本を紹介する構成でそのうちの1冊として、

この遠藤周作さんの『深い河』が紹介され、読みました。

ですから読後3週間くらいになりますが感想を書いてみます。

 

 

ストーリーについての要約は割愛します。すみません。

 

 

感  想

1、

何人かの登場人物がいますが、私がこの本を読んでよくわかったことは

かつての戦争によって心にダメージを受けた人がたくさんいたということが

この本を読んでよく実感としてわかったことでした。

 

この本の中に登場するような方に私自身は出会ったことはなかった?と

思いますが、

私よりも少し上の世代の方などからは、このような方の話をなんとなく

聞いた覚えがありましたし、

私がそれについて明確にわからなかっただけかもしれないとも思いました。

 

 

今私がまだ子供の頃のことを思い返してみますと

当時は日本全体にこのような傷を負ってしまった方々が

たくさん生活していたのだと今ではそう思えてきます。

 

いかに戦争が悲惨でまた戦争にならないように回避することが

いかに大事であるかを強く感じました。

 

 

2、

美津子という女性の結婚や男性に対しての見方

 

この小説が書かれた当時のわたし自身も

この小説で登場する前の配偶者(男性)という同じような見方をしていたと

思ったことです。

現在はこの美津子の思うことはそのように思いますが

当時の自分のことを思い返してみるとそうではなかったと思いました。

 

 

3、

今回読んで思ったことは

私も何か信じ切れる神、もしくは信じきれなくても

何かの際に頼り切れる神が必要だと思ったことです。

 

それがわたしの今後の課題になりました。

それは一日でそのようにはなれないと思うからです。

それがこれからの人生を生きる上において私にはとても重要なことだと思いました。

 

 

もしかしたらこの本を読むことにしたのも何かそのように感じていたから

かもしれませんと思います。基本的に小説は読まないからです。

 

しかし小説でもこのような小説は案外面白いものだと思いました。

 

 

 

きょうは『深い河』を読んで思ったことを書いてみました。

 

 

きょうが素晴らしい最高の一日になりますように!!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。