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私が「この本はいい本だなぁ」と思った本をご紹介していくブログです。

『歓喜へ至るヨギの工学技術 インナー・エンジニアリング』を読んで

こんにちは!!

きょうも当ブログへご訪問いただき、ありがとうございます!!

 

 

きょうは、NYタイムズベストセラーで39か国翻訳されています、サドグル著のインナー・エンジニアリングをご紹介します。

 

この本の基本情報からご説明します。

 

タイトルは

『歓喜へ至るヨギの工学技術 インナー・エンジニアリング』

著者は、サドグル 松村浩之・松村恵子訳

発行所は、(株)ヒカルランド

2022年12月31日 第一刷

 

 

 

者のサドグル氏は、「ヨギでインドで最も影響力のある50人の1人に選出」された方です。

またこの本の表紙の下部には、

現代最高峰のグルが古典ヨガの科学を今に蘇らせる!「自己変革」成就への究極の実践プログラム」と書かれています。

 

 

この本の構成はPART1とPART2の2部構成になっています。

本の構成についてですが、これは著者のことばを引用し説明するとわかりやすいと思いますので、その部分を引用します。

 

 

PART1では、これから探求する人の内側の世界の地形についての説明。

PART2では、その地形を移動する方法を書いている。

これから読むPART1には、学術的なことは書いていない。その代わりに基本的な考え方について書いてある。建物で言うと基礎にあたる部分で、その上にPART2が担う実用的な建築部分が建つ。

 

PART1は、私の自伝的体験から始まる。ここを読んで、この本をさらに読み進めるか、読むのをやめるかの判断材料にしてくれればいい。

 

 

この本を読むきっかけは、この本の表紙に書かれた文言に心を動かされたためです。

基本的に私はこのようなことに惹かれる傾向があるためです。

 

 

わたしが心を動かされたそのフレーズとは

・歓喜へ至るヨギの工学技術

内なるエネルギーでいかに身体・心を最適化するか

・現代最高峰のグルが古典ヨガの科学を今に蘇らせる

  「自己変革」成就への究極の実践プログラム

 

特に赤字にした部分に心を強くうごかされました。

 

 

読み終えての感想ですが、

パート1の基本的なことはとても良いと思いました。

しかしこの本のメインであるパート2の方があまり自分には合っていなかった、というのが感想です。

 

初めにパート1から読み始めたときは、「久しぶりにすごい本、すごい人に出合った」と思いました。

 

はやく次のパート2を読みたい気持ちを抑えつつ、パート1を完読しました。

 

 

しかしパート2をすべて読み終えたときに、

「あれ?なんかあんまりよくなかったな」と思いました。

おそらく前半で私がイメージしていた内容との差異があったためと思われます。

 

 

一日置いた後、再度読み直しました。

 

現在の結論は、いい本であった。特にパート1は。

しかしパート2の方は私が求めているものではなかった。

そのように思う理由は、紹介されている「ワーク」が自分がいいと思えるものではなかったからだと分析しています。

しかしパート1だけでも充分に読む価値はある本と思っています。

 

 

パート1では

他の本の中ではなかなか語られていないようなことが、シンプルですがとても力づよくかり論理的に納得がいく形で語られています。

 

 

最後に、パート1の中で特に印象に残った部分数か所について、本文の中からの引用を交えながらご紹介します。

 

著者が持っていた問いについてですが、

「何が(what)」「どうして(why」自分に問いかけたことはなかった。

「どのようにして(how)」だけが唯一の問いだった。

振り返ると自分が何になりたいかと考えたことは一度もなかった。

考えたのは「自分の人生をどのように生きたいか」ということだけだった。

そして「どのようにして(how)」は私には答えは出せないし、その答えは私の中にしかないことは理解していた。

 

 

これまで起きたことはすべて、自分の内側で経験したことだ。

光と闇、痛みと快楽、苦しみとエクスタシー。全ては自分の中で起きていること。(中略)

人間の全ての認識と経験は100パーセント自ら創造したものだ。

 

 

「責任」ということばについて解説されていることを読んで、心の中に大きな変革のパワーを感じました。責任について述べている部分の一部を抜粋しご紹介します。

 

 

完全に責任を持つということは、完全に意識的になるということ。

 

「責任」は単に対応する能力という意味だ。

「これは自分の責任だ」と思うなら、対応する能力がある。

「これは自分の責任ではない」と思うなら、対応する能力がない。

これだけのことだ。

大切なのは次のことに気づくことである。

人は、自分であること全て、そして自分でないこと全てに責任がある。

自分に起こりえること全て、そして起こりえない全てに対して責任がある。

 

 

「責任には限界がない。望めば全てのものに『対応』できる」

これを一日中思い浮かべよう。

 

 

最後に少し多くなりましたが、特に印象に残ったところを引用しました。

 

「どのようにして」という問いは私にはとても参考になりました。

その理由は私が自分に問いかける問いは、圧倒的に「何が」、「なぜ」だったからです。

「どのようにして?」というという問いはほとんど浮かんできません。

現実をよくも悪くも前進させていくのであれば「どのようにして?」という問いの方が適切であると、当たり前のことですが、この本を読んで気づかされました。

 

「どのようにして?」という問いは今後、私の人生全般にとって力を生むものになると思いました。

 

 

今まで私が、責任ということばに抱いていた概念がこのサドグル氏の指摘により、取り払われて再度自由に設定しなおされたようです。

そのためかなり心理面や思考面がかなり自由になったように思います。

 

ことばのもつ概念を変えただけでこれだけ何かが変わってしまう、ということは何かの魔法か何かのような気もします。

 

 

この本を読んでヨガに対する捉え方が変わりました。

 

ヨガ関係の書籍はあまり読んだことがありませんでしたが、今後は少し読むようにしたいと思ったこと。

 

もう一点は、以前からヨガに興味はありましたが、

なかなか男性が気軽に参加できるような教室がみあたらず探すことを断念していましやが、それでもどこか気軽に通っても良さそうな教室を探して生活に中にヨガを取り入れてみたくなりました。

 

ヨガを行うことは、自分自身を変えるための良き方法に違いないと思ったためです。

 

それは、ヨガとは人間を変革できるプロセスとノウハウが詰まった科学である、とこの本を読んでそのようにハッキリと理解したからです。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

きょうもラッキーな一日になりますように!!